7月12日に北九州みらい探究教室の初回プログラム「糸を紡ぐ」を実施いたしました。
今回は”蚕のまゆ”から糸を紡ぐワークを取り入れた、効率化について学ぶ授業を実施いたしました。

■プログラム内容
「めんどくさい」や「もっと楽にしたい」という人々の思いをもとに、製造業は技術革新を重ね、効率化を図ってきました。
その中でも今回は製糸業に着目し、手動から水力、蒸気、電気へと動力が移り変わった歴史を学びました。蚕のまゆから、手作業で糸を紡ぐ活動を行なった後、ロボットを活用し、電動で生糸の巻き取りを行いました。簡略化することの良さや効率化することの利点に気づくことができました。活動の終わりには、ロボットにギアを取り付け、回転数を上げる方法や糸を巻き取る道具を2個同時に稼働させる方法で、より多くの生糸を採取することに挑戦しました。

■プログラムの様子
はじめは、蚕のまゆを見て、たじろぐ様子もありましたが、すぐに慣れ、巻き取られていく生糸の美しさに見惚れる様子が見受けられました。手作業で糸を紡ぐ際には、グループの友達と協力しながら糸を巻き取るための道具を作成し、交代で15分ほど手を動かし続けました。電動で巻き取りが始まった時には、「さっきより便利〜!」「もうこんなに巻き取れてる!」など感嘆の声が上がっていました。効率化することの良さを実感し、「さらに効率よくするには?」と疑問を持って課題に取り組むことができました。